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<東京6大学野球:早大7-2法大>
◇第3週3日◇28日◇神宮
早大が法大を下し、2勝1敗で勝ち点を挙げた。
4番の寺尾拳聖(3年=佐久長聖高)が、
ポーカーフェースな指揮官を緩ませた。
3点リードの4回1死三塁。リーグ初本塁打
となる2ランで追加点を挙げ、ダイヤモンド
を誇らしそうに一周した。「追いこまれてからも、
しっかり緩い球に対応できていた」。
オープン戦から4番に据えた男に1発が飛び出し、
小宮山悟監督(59)もニヤリと笑みを作った。
これには伏線があった。3回に寺尾が右翼線
への二塁打を放った際、小宮山悟監督は
「スライディングをした際に、右のケツが
すりむいて血が出てた」ことを見逃さなかった。
血がにじんだズボン。懸命なプレーの証し
を見を見て、とっさにひらめいた。
次の打席で待望のアーチに「出血大サービス
のホームランが出た」とほくそ笑んだ。
話はさらに続き「ホームランが出た後、
パンツを替えちゃった。
(8回の)ショートゴロはいい当たりだけど、
取られちゃったね」とオチも忘れなかった。
とはいえ、運を手繰り寄せるのも実力のうち。
3年生ながら4番を務める男に、小宮山監督は
「頼もしい4番になりつつある」と評した。
寺尾も「昨年の印出さんと比べたら頼りない
ところがあると思うけど、しっかり期待に
応えられるようにやっていきたい」と話していた。
(4月28日 日刊スポーツ配信より)
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